”何を使い””どこを見る”のか。VRを活用した住まい選びに関する調査

不動産運用設計

住まいは、どのように選ぶか。

買うにしても借りるにしても、住居費は支出において多くを占める。立地や間取り、品質など吟味して選びたいと考える人が多いだろう。

最近では、モデルルームと並んでVR内覧というものが登場している。どう役立つのか、VR内覧を体験した人への調査で、確認したい。

 

VRを活用した住まい選びに関する消費者意識調査

 

2018年11月20日、株式会社スタイルポートは、「VRを活用した住まい選びに関する消費者意識調査」の結果を公表した。

調査期間は、2018/11/02~07。調査対象は、過去3年以内に新築マンションを購入、または購入を検討した者1,030名。実際に以下のインターネットによるVR内覧コンテンツを使用した上で回答している。

VRとは、PCにつなぐVRゴーグルや、スマホをセットして使うゴーグルを利用する仮想現実だ。

88.8%が、VRで内覧できるコンテンツは役立つと回答。75%が、VR内覧することでモデルルームに行きたくなると回答している。

 

画像はプレスリリースより引用

「購入する部屋を選ぶ際に、最も役立つコンテンツを選ぶ」という設問に注目したい。

部屋選びで使うコンテンツとして挙がっているのは、VR内覧・モデルルーム・間取り図・イメージパース・模型・パンフレットだ。

全体にVR内覧・モデルルーム・間取り図の評価が高い。

「変更可能な間取りの検討」「窓から見える景観イメージ」については、VR内覧の方がモデルルームの評価を上回っている。

「複数の部屋タイプの比較検討」「床の色の検討・選択」では、VR内覧もモデルルームとほぼ同等の評価だ。

「マンションの質感を確認するとき」はモデルルームが最も役に立つという回答になっている。

 

住まい選びでは”何を使い””どこを見る”のか

 

調査を見ると、住まい選びでは何を使いどこを見るのか、というポイントがわかる。

VR内覧・モデルルーム・間取り図が役立つようだ。

チェックするポイントは、質感・間取り・床色・複数タイプの比較・窓からの景観となっている。

住まい選びの手段が増えることで、見逃していた物件に出会う可能性が増えるかもしれない。

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