“終活”で相続や遺言などが難しいと感じたら、荷物の片づけやエンディングノートの作成などから始めてみる

相続・事業承継設計

シニアのライフプランを考える際に、”終活”という言葉が出ることがある。

遺言や相続といった項目が、ファイナンシャルプランナーに関連してきそうだ。”終活”にはもう少し広い範囲での準備が含まれる。

”終活”という言葉は、どれぐらい人々の間に浸透しているのだろうか。“終活”に関するアンケート調査で確認したい。

“終活”では荷物の片づけやエンディングノートの作成

2018年11月28日、全国石製品協同組合は、“終活”に関するアンケート調査の結果を公表した。

調査期間は、2018年11月6日~12日。インターネット調査で、全国40代~70代以上の男女2,370名を対象に実施されている。

「“終活”という言葉をご存知ですか?」という質問には、「知っている」が48.1%で、「聞いたことがある」の30.3%を合わせると78.1%。約8割の認知度がある。

「“終活”をやっていますか?」という質問には、「やっている」人が11.7%。年代別で見ると、60代で14.9%、70代以上で21.6%となっている。

「専門家に一番相談したい“終活”は何ですか?」についての調査も行われた。

画像はプレスリリースより引用

「自分の荷物を片付けておく」が26.4%で最多、「財産や相続をまとめておく」が26.0%、次いで「エンディングノートをまとめる」が18.8%。

以下、「お葬式の準備をしておく」14.8%、「お墓の準備をしておく」14.1%と続いている。

”エンディングノート”というのは、自分の終末期における希望を書いておくものだ。法的なものではない。

病気になった時の延命措置について、介護について、認知症などで意思疎通ができなくなった場合について。財産や貴重品のリスト。葬儀やお墓についての希望などを書いておく。

相続や遺言などが難しいと感じたら

シニアのお金については、相続や遺言といった項目についてのプランが必要になる。

“終活”全体でみると、荷物の片づけやエンディングノート、葬儀やお墓の準備までが含まれてくる。

相続や遺言などが難しいと感じるときは、終活に含まれるほかの項目から考え始めるのがいいかもしれない。

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