要介護度と、介護にかかる費用の関係

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

2019年7月24日、終活ねっとが、「介護」に関する実態調査の結果を公開した。

終活ねっとは、DMM.comのグループ会社。

調査期間は、2019年4月12日~16日。調査対象は、全体調査(全国/20代以上の男女)、介護経験者への調査(全国/40代以上の男女)。有効回答数は、全体調査10,000名、そのうち介護経験者への調査618名となっている。

調査では費用に関する質問をおこなった。

実際に介護経験がある人に、「介護費用は月にどれくらいかかりましたか(かかっていますか)?」という質問をしている。

結果、「~5万円未満」という回答が39.2%でもっとも多かった。

以下、「5万円以上~10万円未満」と回答した人が30.7%、「10万円以上~15万円未満」と回答した人が15.7%、「15万円以上~20万円未満」と回答した人が7.8%とつづく。

実際に介護を行った方で介護費用が5万円以上かかっている人は6割程度であることが分かる。

要介護度と、介護にかかる費用の関係とは何か?

要介護度状態区分は、「要支援1~2」「要介護1~5」で、心身の状態に応じて7段階に分けられていている。

内容は以下のとおり。

自立:日常生活は自分で行うことができる。介護保険での介護サービスは必要なし

・要支援1:日常生活はほぼ自分でできるが、要介護状態予防のために少し支援が必要

・要支援2:日常生活に支援が必要だが、要介護に至らずに機能が改善する可能性が高い

・要介護1:立ち上がりや歩行が不安定。日常の中で、排泄や入浴などに部分的な介助が必要

・要介護2:自力で立ち上がりや歩行が困難。排泄や入浴などに一部または全介助が必要

・要介護3:立ち上がりや歩行などが自力でできない。日常においても排泄、入浴、衣服の着脱など全面的な介助が必要

・要介護4:排泄、入浴、衣服の着脱など日常生活の全般において全面的な介助が必要。日常生活能力の低下がみられる

・要介護5:日常生活全般において、全面的な介助が必要であり、意志の伝達も困難

画像はプレスリリースより引用

調査結果では、「介護費用は月にどれくらいかかりましたか(かかっていますか)?」を介護レベルで見たグラフも公表している。

自立から要支援2の人では、介護費用「5万円未満」で収まっている方が6割以上ですが、要介護の人になると半数以上の方が介護費用「5万円以上」を超えていることが分かる。



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