2019年7月25日、アーキ・ジャパンが、「有期雇用と無期雇用」に関する意識調査の結果を公開した。
調査期間は、2019年7月19日~22日。20代~30代の転職を考えている有期雇用者を対象に、1,011人について調べている。
調査では、「有期雇用のデメリットを教えてください」と質問した。
結果、『将来が見えない(61.7%)』という回答がもっとも多くなっている。
以下、『収入が一定ではない(41.5%)』『安定していない(37.1%)』『家族/パートナーから心配される(29.8%)』『やりがいを感じない(14.1%)』とつづいた。
画像はプレスリリースより引用
また、「無期雇用に感じるメリットを教えてください」という質問も行っている。
結果、『収入が安定している(52.5%)』という回答がもっとも多かった。
以下、『家族/パートナーから信頼を得られる(17.4%)』『やりがいを感じる(12.2%)』『福利厚生がしっかりしている(11.7%)』『成長を実感できる(5.5%)』とつづいた。
福利厚生とは何か?
調査では、有期雇用のメリットとして福利厚生が挙がっていた。
福利厚生は、給与以外の非金銭的な報酬だ。企業が従業員やその家族が対象となる。
法定福利厚生と、企業独自の法定外福利厚生とがある。
法定福利厚生には、厚生年金・健康保険・介護保険・雇用保険・労災保険・児童手当拠出金などがある。
また法定外福利厚生としては、勤労者財産形成貯蓄・通勤補助・家族手当・福利厚生施設(社員食堂・社宅など)・資格取得支援などがある。
最近では、「人手不足」の業界が増え、就職・転職においては売り手市場となっている。
また、「無期転換ルール」の開始で、有期雇用者が無期雇用者になれるチャンスも増えた。
目標実現のため、収入や福利厚生の面から、有利な働き方を選択するという観点も必要となるだろう。