2019年7月30日、マイナビが、「ミドルシニア/シニア層の非正規就労者実態調査」を発表した。
本調査では40代~70代を「ミドルシニア/シニア層」として調査を実施している。
調査期間は、2019年6月7日~10日。現在非正規雇用(パート・アルバイト/派遣/契約社員)で就労している40歳~79歳男女を対象に調べた。有効回答数は、1,735名。
調査の結果、非正規雇用として働くミドルシニア/シニア層が、正規雇用を希望する割合は15.5%だった。
雇用形態別にみると、契約社員が31.7%、派遣社員が26.4%で、パート・アルバイトの11.2%よりも高い。
年代性別で見ると、40代の男性が46.2%で約半数が正規雇用を希望する結果となっている。
手取り月収の中央値を見ると、契約社員が20万円、派遣社員が17万円、パート・アルバイトが9万円だった。
現職の雇用形態(非正規の職員・従業員)についた主な理由とは何か?
総務省統計局からは、「労働力調査(詳細集計) 2019年(平成31年・令和元年)4~6月期平均(速報)結果」が公表されている。
雇用形態をみると、正規の職員・従業員は3513万人、非正規の職員・従業員は2124万人となった。
役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は37.7%だ。
男性の非正規の職員・従業員684万人を、現職の雇用形態についた主な理由別にみると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」とした者が180万人(28.7%)。
「正規の職員・従業員の仕事がないから」とした者が117万人(18.6%)。
女性の非正規の職員・従業員1439万人を、現職の雇用形態についた主な理由別にみると、 「自分の都合のよい時間に働きたいから」とした者が417万人(30.5%)。
「家計の補助・学費等を得たいから」とした者が294万人(21.5%)となっているのが分かる。