株式市場を説明するキーワード。”過剰流動性相場”・”業績相場”

金融資産運用設計

2020年11月19日、三井住友DSアセットマネジメントが、マーケットレポート「『過剰流動性相場』って何?」を発行した。

その中で、現在の株式市場を説明するキーワードとして、「過剰流動性相場」を取り上げている。

日経平均やダウは、企業業績の見通しが悪い中、上昇を続けている。

これを説明するのが、過剰流動性相場だ。

金融当局は、景気が悪化しデフレの恐れがあると、大幅な金融緩和を実行する。

大幅な金融緩和がつづくと、市場にある通貨(流動性)の量が正常な経済活動に必要な水準を大きく上回る状態が継続する。

供給された通貨(流動性)の一部は金融市場に流れ込む。

これ資産価格を上昇させ、通常では説明のつきにくい資産価格を形成するのだ。

画像は、アメリカの中央銀行が金融緩和を進めるにつれ、株価が上昇する様子を示している。

これに対し、好調な企業業績を反映した上昇は、「業績相場」と呼ばれる。

金融緩和が企業業績の改善を促せば、「過剰流動性相場」から「業績相場」へスムーズに移行することもある。

しかし「過剰流動性相場」がバブルの状態になり、急落することもあり得る。

投資をするときは、市場の状況を説明できるようにしておきたい。

この先、金融緩和は維持・拡大するのか。

緩和が終了したとき、企業業績はどうなっているのか注目することになりそうだ。

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