2021年6月16日、住友生命保険が、「AIぴったり保険診断」のローンチを発表した。
「AIぴったり保険診断」は、自分にぴったりな保険選びをサポートするサービス。
ユーザーの外形的な属性のみならず、内面的な価値観を重視したサービスだという。
本サービスは、エクサウィザーズとの共同開発。
エクサウィザーズは、AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決を事業内容とする企業だ。
一般的な生命保険の提案では、個人の属性データ(年齢・性別・家族構成・職業など)に基づいて必要保障額等を算出したコンサルティングがおこなわれる。
同じ属性であっても人の考えはそれぞれであり、保険に期待すること、備えたいリスクは異なる。
そこで、個人の価値観や嗜好性をコンサルティングに反映し、より最適な内容の保険提案につなげることを目的に、開発された。
サービスの概要は次のとおり。
・本サービスは、メディケア生命のウェブサイトのトップ画面のバナーをクリックすることで利用可能
・ユーザーの属性データに加え、価値観や嗜好性、保険に対する考え方を答えることで、タイプ診断やおすすめの保険の種類を提示する
・保険診断結果では、より親しみやすさや納得感を感られるよう、ユーザーのタイプを歴史上の人物に例える「歴史人物バージョン」も展開
歴史データベース「coten」の研究開発や、Podcast「歴史を面白く学ぶCOTEN RADIO」の運営する、COTENが開発に協力している。
保険は基本的に、必要な保険のタイプを選び、必要保障額を計算して加入する。
しかしリスクとそこへの対策については、個人の考え方もある。
個人の考え方を加味すると、加入すべき保険と金額には、様々な解が存在することになるだろう。
AIを活用して、細かな価値観を反映した調整が可能であれば、より個々のユーザーが納得できる保険の提案ができるようになるのかもしれない。
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