2022年5月18日、日本銀行が、「展望レポート・ハイライト(2022年4月)」を公開した。
日本銀行は、年4回(通常1月・4月・7月・10月)「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)を公表している。
政策委員会・金融政策決定会合において、先行きの経済・物価見通しや上振れ・下振れ要因を詳しく点検し、そのもとでの金融政策運営の考え方を整理したものだ。
2022年5月2日に公開した「経済・物価情勢の展望2022年4月」は、全部で56ページ。
今回公開された展望レポート・ハイライト(2022年4月)では、簡潔に次の4点が、短い文でまとめられている。
・日本経済は回復に向かう
・物価は上昇率を高めたあと減速する
・感染症、ウクライナ情勢、市場動向に注意
・強力な金融緩和を継続する
加えて政策委員の経済・物価見通しをグラフで示している。
多くの人が「貯蓄から投資」という動きを強める中、金融・経済に関する情報の理解もまた、求められるようになっている。
日銀のレポートと言うと、理解するのが大変というイメージがあるかもしれない。
今回公表した「ハイライト」という形の要約であれば、金利・物価・景気の見通しについて、中央銀行がどのように考えているのか、容易に知ることができるだろう。
インターネットが普及する中、経済に関しても様々な情報が錯綜する状況になっている。
より公的な情報を、シンプルな形で得られれば、資産形成を行う多くの人にとって役立つものになりそうだ。
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