”現在保有中は27.9%”。2021年投資信託に関するアンケート調査(投資信託協会)

金融資産運用設計

投資信託協会のサイトでは、「投資信託に関するアンケート調査」2021年(令和3年)の結果を公開している。

調査期間は、2021年11月9日~16日。全国の20~79歳の男女を対象に、20,000サンプルを調べている。

報告書全文と、サマリーのPDFが閲覧可能だ。

いくつかの集計結果をピックアップしたい。

・投資信託の保有状況を見ると、2021年は「現在保有している」が27.9%となっている。

2019年の22.3%、2020年の23.4%から見ると、大きく増えたのが分かる。

・調査では「購入検討のきっかけ」を重複回答で調べた。

その結果、もっとも多かったのは「保有しているポイントで投資/運用ができるなら」の27.1%だった。

以下「金融や投資を勉強して理解できたら」(20.9%)、「手取り収入が増えたら」(17.5%)、「貯蓄が一定額に達したら」(16.2%)とつづく。

・また「金融教育の経験」についてたずねると(重複回答)。もっとも多かったのは「勤め先の企業で、確定拠出年金の導入/継続/教育を受けた」(14.2%)。

以下「ファイナンシャルプランナー相談を利用した」(8.1%)、「金融機関でセミナーを受けた」(6.9%)、「高校や大学で、講義を受けた」(6.3%)などがつづいた。

投資信託の保有者は増えているが、まだ伸びる余地が大きいようだ。

保有を検討し始めるのは、収入や貯蓄、知識が増えてからと言う人が多い。

ポイントによる投資信託の購入が、最初のきっかけとなる人もいるようだ。

金融教育については、企業や学校で実施されているものや、金融機関によるセミナーの利用が多い。

FPへの相談も順位が高く、投資信託の保有者が増えるにしたがって、FPの利用も多くなる可能性が考えられそうだ。

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