非正規雇用から正規雇用化を目指す、就職氷河期世代を支援する企画

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

2019年7月22日、ディップが、『30代40代のセカンドキャリア応援企画』のスタートを発表した。

正社員・契約社員求人情報サイト「バイトルNEXT」において、非正規雇用の正規雇用化を目指す就職氷河期世代を支援する。

「バイトルNEXT」では、2009年1月より不本意非正規の人々に就業機会の提供を行ってきた。

不本意非正規とは、「非正規雇用の仕事についた主な理由として、正社員になりたいが正社員として働ける仕事がなかったと回答した雇用者」のことだ。

「バイトルNEXT」TOPページに専用バナーを設置し、特設ページにおいて本企画に賛同する企業の求人情報を一覧で紹介する。

経済財政運営と改革の基本方針2019における、就職氷河期世代支援プログラムとは何か?

2019年6月に、政府が「骨太の方針(原案)」を公表している。

そのなかに、「就職氷河期世代支援プログラム」がある。

これは、「就職氷河期」に希望する就職ができなかった30代半ばから40代半ばの人々への支援プログラムだ。

約100万人を対象に、今後3年間で正規雇用者の30万人増を目標としている。

具体的な項目として以下のようなものが挙げている。

・きめ細かな伴走支援型の就職相談体制の確立:ハローワークに専門窓口を設置し、キャリアコンサルティング、生活設計面の相談、
職業訓練の助言、求人開拓等の各専門担当者のチーム制によるきめ細かな伴走型支援。

・受けやすく、即効性のあるリカレント教育の確立 :仕事や子育て等を続けながら受講でき、正規雇用化に有効な資格取得等に資するプ
ログラムや、短期間での資格取得と職場実習等を組み合わせた「出口一体型」のプログラム。

・採用企業側の受入機会の増加につながる環境整備 :採用選考を兼ねた「社会人インターンシップ」の実施。

・民間ノウハウの活用 :。就職相談、教育訓練・職場実習、採用・定着の全段階について、専門ノウハウを有する民間事業者に対し、成果に連動する業務委託を行う。

・アウトリーチの展開:地域若者サポートステーションや生活困窮者相談支援機関のアウトリーチ機能を強化。

・支援の輪の拡大 :ひきこもり経験者の参画やNPOの活用。

短時間労働者に対する年金などの保障を厚くする観点から、被用者保険(年金・医療)の適用拡大を進める、という記述もある。将来の社会保障も受けやすくなる可能性がある。



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