2020年3月27日、ソニー生命保険が、「子どもの教育資金に関する調査」の結果を公開した。
調査期間は、2020年2月28日~3月2日。対象は、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女。1,000名の有効サンプルを集計している。
本調査は、今年で7回目。
お金に関する部分をピックアップした。
調査では、未就学児の親(248名)に、「子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思うか」聞いた。
結果、もっとも多かったのは「1,000万円~1,400万円位」(29.4%)で、平均予想金額は1,381万円となった。
2014年の調査開始以来、最高額となっている。
続いて、高校生以下の子どもの親、または予備校生・浪人生の親(754名)に対し、「子どもの進学費用のための備えとして、一人あたり月々いくらくらい支出をしているか」を聞いた。
「0円」(28.5%)がもっとも多かったが、そのほかでは「10,000円~14,999円」(20.2%)や「20,000円~29,999円」(16.4%)にも回答が集まった。
平均支出金額は15,776円/月。
こちらは2019年(17,474円)と比べて1,698円減少となっている。
「大学等への進学のための教育資金準備方法」をたずねると、高校生以下の親・大学生の親ともに「銀行預金」「学資保険」のTOP2が突出した。
大学生の親では「奨学金」(19.9%)もみられる。
未就学児の親に聞いた教育資金の予想額が過去最高となる一方で、高校生以下の子どもの親などの教育資金への支出額の平均は減少している。
教育資金の準備方法は、銀行預金と学資保険が多く、大学生の親では奨学金の利用が2割見られた。
教育資金に対する、平均的なイメージをつかむのに役立ちそうだ。
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