ファイナンシャルプランニングを行う上で、利用できるテクノロジーが増えている。
ユーザーに合った運用を自動実行する、ロボアドバイザー。必要な情報を入力すると、キャッシュフロー表が自動で作成されるサービス。人間のFPがいなくても、サービスの利用で代替できる部分が増えているのが分かる。
それでもコストはかかるが、高度な会話によるコミュニケーションが可能という点で、人間を評価する人も多いようだ。
FPの利用が盛んなアメリカで、意識調査が行われている。
テクノロジーは人間のファイナンシャル・アドバイザーに取って代わるか
2019年3月7日、MDRTが、 「金融サービスにおいて、消費者がテクノロジーのことをどう考えているか」についての調査の結果を公開した。
MDRT(Million Dollar Round Table)は、世界72の国と地域の500社以上で活躍する、66,000名以上の会員を有する、生命保険と金融サービスの専門家による国際的かつ独立した組織。
調査期間は、2018年11月1日~5日。18歳以上の米国の成人2,008名を対象に(うち、現在人間のファイナンシャル・アドバイザーを使っている人数は771名)に調べている。
結果については、インフォグラフィックの画像で確認することができる。
フィンテックとファイナンシャル・アドバイザーと共存については、71%のアメリカ人が、両方活用すべきと考えている。
人間のメリットとして、信頼関係を構築する機会(65%)、続いて人との高いレベルでのやり取り(58%)、コミュニケーションのしやすさ(52%)が挙げられた。
念事項は、コスト(47%)、回答までの時間(32%)、評価の正確性(31%)となっている。
ファイナンシャル・プランニングのアドバイザーが活用すべきテクノロジーについても、質問している。
財務状況のモデリングをするソフトウェア、クライアントのプランの保管とアクセスのためのクラウド・テクノロジー、アポイント管理のインターネットプラットフォーム、コミュニケーションを増やすためのニュースレターやソーシャルメディア、バーチャルミーティングのためのプラットフォームなどだ。
テクノロジーを活用できるアドバイザーが選ばれるのかもしれない。
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資産運用にテクノロジーを導入したい場合、検討の対象となるだろう。