人間より支出が多い項目も。ペットにかける年間支出調査

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

家計における、ペット関連の支出はどれくらいあるのか。

総務省統計局の家計ミニトピックス「ペット関連の支出」では、平成21年における二人以上の世帯の数字をみることができる。支出金額は世帯主が50~59歳の世帯で28,951円と最も多く、次いで40~49歳の世帯、60~69歳の世帯などとなっており、30歳未満の世帯で最も少なく、6,095円となっている。

単身世帯の1世帯当たり年間支出金額を男女別にみると、女性(平均12,508円)は男性(平均2,983円)の4倍以上というデータもある。

平均なので、ペット関連支出が無い世帯も多く、低い値となっているようだ。

実際にペットを飼っている場合の支出はどれくらいなのか、調査が行われている。

ペットにかける年間支出調査(2018年)

2019年3月15日、アニコム損害保険が、ペットにかける年間支出調査(2018年)の結果を公開した。

アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者に対し2018年1月1日~12月31日の1年間に、ペット1頭へ支出した費用について、インターネット上でアンケートを実施している。2018年分調査の有効回答数は2,668だ。

画像はプレスリリースより引用

ペットにかける年間支出調査は、犬に年間48万円、猫は23万円、という結果となっている。2017年と比較すると、犬猫ともに上昇傾向がみられたという。

犬関連の支出では「しつけトレーニング料(120.0%)」「ドッグランなど遊べる施設(118.0%)」「交通費(129.9%)」などが増加。

猫では「交通費(222.8%)」も増加している。

画像はプレスリリースより引用

調査では、「自分自身よりも、ペットに費用をかけている項目」についても聞いている。

32.4%が美容院(理髪店)と回答した。ほかにも、医療費・食費・サプリメントなどが続くという結果となっている。

ペットを飼うかどうかというのも、ライフスタイルの選択の一つ。その人の価値観によって支出が違ってくるケースと言えるだろう。

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