年金の把握と、仕事を続ける準備。50代会社員夫婦の定年対策、実態調査

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

2019年6月13日、マイスター60が、「50代会社員夫婦の定年対策 実態調査」の結果を公開した。

マイスター60は、高齢者の就労支援を行う企業。

調査では、50代会社員夫婦の定年退職後の老後対策や自己研鑽状況調べている。

調査期間は、2019年3月22日~2019年3月27日。妻と同居している全国の50代男性会社員500名、および50代男性会社員を夫に持ち現在同居している女性500名、計1,000名を対象にアンケート調査を実施した。

マイスター60調べ

この中で、「自身または配偶者が年金をいつどれだけもらえるか正しく把握できているか」を聞いている。

結果、「しっかりと考えている」と回答した人が10.3%いた一方、「全く把握していない」と回答した人も9.7%存在した。

もっとも多かった回答は「一部把握できている(43.0%)」で、「ほとんど把握できていない(37.0%)」となっている。

マイスター60調べ

また、自身が勤める会社に定年制度がないと回答した20名を除く男性480名を対象に、「定年に向けて具体的な準備をしているか」をそれぞれの活動項目で聞くというアンケートも行った。

活動項目として挙げられたのは、「お金や資産運用の勉強」・「仕事関連の勉強(資格取得以外)」・「資格取得のための勉強」。

現在取り組んでいると回答した人の割合がもっとも多かったのは「お金や資産運用の勉強(16.5%)」だった。

ねんきん定期便

調査では、将来受け取る年金の把握について調べていた。「全く把握していない」が9.7%、「ほとんど把握できていない」が、37.0%だ。

年金の把握については、日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」が活用できる。毎年誕生月に送付されるものだ。

ほかにも、インターネットからいつでも利用可能な「ねんきんネット」がある。

老後の収入について、プランを立てるのに必要となるだろう。仕事を続ける場合にも、収入の目標を立てることができる。

計画を立てることで、不安を少しでも取り除くのに役立ちそうだ。



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