自動車保険の商品改定。社会・経済・自然などの環境変化を反映

リスクと保険

保険商品は、環境によって変化する。

生命保険は、標準生命表や標準利率の変化に影響を受ける。地震保険も保険金の支払い状況や、地震の発生や影響に関する予測によって、保険料が改定されることがある。

自動車保険でも、見直しが行われるようだ。

自動車保険の商品改定

画像はプレスリリースより引用

2018年12月17日、ソニー損害保険株式会社は、自動車保険について商品改定の実施を発表した。

商品改定では、参考純率の改定や直近の保険金支払状況等に基づいた、保険料水準などの見直しが実施される。

また、各種割引についても改定を行う。

参考純率は、「損害保険料率算出機構が、会員である各損害保険会社の契約や事故データをもとに算出し、参考値として会員の各損害保険会社に提供している保険料率」のことだ。

画像はプレスリリースより引用

主な改定内容としては、「無事故割引」が新設される。前契約に等級ダウン事故等が無い場合に適用。

これは、事故歴に応じて割引率が段階的に上昇するノンフリート等級制度に加えて適用される。

また、ゴールド免許割引は10%から12%へ、新車割引は5%から9%へ、それぞれ割引率が引き上げとなる。

画像はプレスリリースより引用

運転者限定区分の改定も行われる。

損害率(保険成績)に大きな差が見られないため、4つあった区分が、「本人・配偶者限定」と「限定なし」の2区分へ統合されるという。

社会・経済・自然などの環境変化を反映

今回の改定では、自動車保険の条件が、加入者にとって改善されるようだ。

一方で、地震保険のように保険料が引き上げられるものもある。

保険商品の改定は、社会・経済・自然などの環境変化を反映しているといえるだろう。

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