新成人のカーライフ意識調査。キャッシュフローや貯蓄にも影響を与えるクルマ

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

若い層の、クルマに対する価値観はどうなっていくのか。

地方と都市では、自動車の必要性が違ってくる。支出面を考えると、車検・自動車保険・駐車場など固定費が重荷と考えるかもしれない。レンタカーやカーシェアリングなどのサービスも登場している。

新成人の、クルマに対する意識について調べた調査がある。

新成人のカーライフ意識調査

2019年1月7日、ソニー損害保険株式会社が、新成人のカーライフ意識調査の結果を公開した。

今年の新成人(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)1,000名について、調べている。

結果から、お金に関する部分をピックアップしたい。

調査では、運転免許保有者と取得予定者が857名存在した。

そのうち「車の所有に肯定的」な691名に、車を購入する際の予算を聞いている。

画像はプレスリリースより引用

その結果、購入予算の平均額は175万円。購入予算の平均額を過去の調査結果と比較すると、2015年189万円→2016年187万円→2017年181万円→2018年180万円→2019年175万円と、4年連続の減少となっている。

画像はプレスリリースより引用

また、全回答者1,000名に、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、「どの程度の手取り月収が必要だと思うか」質問した。

結果、平均額は24.1万円だった。「16万円~20万円」(26.3%)や「26万円~30万円」(17.4%)に回答が集っている。昨年(2018年)の調査結果と比較すると、平均額は5,000円の増加だ。

車がある生活(カーライフ)をするにあたり、「1ヵ月いくらまでならかけられるか」についても調べた。

結果、平均額は16,894円。平均額を過去の調査結果と比較すると、2015年18,656円→2016年18,079円→2017年17,624円→2018年17,331円→2019年16,894円と、4年連続の減少となった。

キャッシュフローや貯蓄にも影響

調査からは、新成人がクルマにどれくらいお金をかけられるか、がわかる。

購入予算の平均額は175万円、車がある生活に1ヵ月平均額16,894円と考えているようだ。それは、手取りの月収にもよる。クルマを維持するには、手取り月収24.1万円が必要、というイメージを持っているという。

購入金額も高く、固定費もかかる。キャッシュフローや貯蓄にも影響を与えるクルマ。趣味と実用の面から、所有を検討することになるだろう。

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