投資用の余裕資金があったら、銘柄選びよりも口座開設が先。「投資の始め方」に関する意識調査

金融資産運用設計

投資を始めるには、まず何をすればいいのか。

今あるお金は、性格別に分類できる。生活資金や予備資金は、現金や普通預金で持っておく。数年後に使うことがわかっているお金は、定期預金や個人向け国債など、元本割れしない安全な資産にする。

元本割れするリスクにさらされながら、長期的に保有してリターンを待てるなら、株式や投資信託をえらぶことが可能だ。

ただ、銀行の預金に比べ、証券会社での取引にハードルを感じる場合がある。これについて、「投資の始め方」に関する意識調査が行われた。

「投資の始め方」に関する意識調査

2019年1月25日、投資情報メディア「FROGGY(フロッギー)」が、「投資の始め方に関する意識調査」の結果をリリースした。

調査期間は、2018年12月5日~7日。調査対象は、20−49歳男女1,036名。投資未経験者層 n=827、2年以内に株式投資を始めた層(投資デビュー層)n=209を調べている。

画像はプレスリリースより引用

調査では、​20-40代の投資未経験者(n=827)に「自分の貯蓄ペースに対する不安」を尋ねた。

82.0%の人が「いまの自分の貯蓄ペースだと、将来お金に困るかもしれない」と回答している。

画像はプレスリリースより引用

20-40代の投資未経験者(n=827)が「投資を始められない理由」についても調べた。

トップになった「資金が不足している」(59.3%)。資金以外の理由として、「どのように始めたらいいか分からない」(58.3%)、「勉強の仕方が分からない」(55.0%)が続いている。

画像はプレスリリースより引用

一方、直近2年以内に株式投資を始めた投資デビュー層(n=209)に、「株式投資を始めたときのきっかけや考え方」について聞いた。

証券口座を開設したタイミングについては、「まずは口座開設をしてみた」と回答した人が64.1%。「買いたい商品があって口座開設した」(35.9%)の約2倍のスコアだ。

投資用の余裕資金があったら、銘柄選びよりも口座開設が先

調査では、多くの人が貯蓄ペースに不安を抱いている。

投資を始められない人は、始め方・勉強の仕方がわからない、という人が多いようだ。一方で、投資デビューした人では、銘柄選びよりも口座開設が先だった人が多い。

投資の勉強や銘柄選びは、完璧を求めると際限がないと言えるかもしれない。とりあえず口座を開設しておけば、リスクが低い投資信託を探したり、小額の積み立てから投資を始めたりと、実行へ移行しやすいだろう。

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