”運用損益がプラス”の顧客が約8割まで上昇。「投資信託の共通KPIに関する分析」

金融資産運用設計

2021年11月10日、金融庁が、「投資信託の共通KPIに関する分析」を公表した。

投資信託の共通KPIに関する分析について(PDFファイル)」はこちら。

KPI(Key Performance Indicator)とは、「重要業績評価指標」のこと。

投資信託の共通KPIの1つに、「投資信託の運用損益別顧客比率」がある。

これは、運用損益がプラスとなっている顧客と、マイナスになっている顧客の割合。

今回に分析では次のことが明らかになった。

・新型コロナウイルス感染症の影響で、市場が一時的に下落した影響を受け、2020年3月末時点で、運用損益がプラスとなっている顧客の割合(金融事業者177者の単純平均)は、約3割だった。

・その後は市場が回復したこともあり、2021年3月末の時点で、運用損益がプラスとなっている顧客の割合(全事業者186者の単純平均)は約8割まで上昇した。

参考資料として「証券会社の投資信託の運用損益別顧客比率」も掲載されている。

「証券会社(運用損益率0%以上の顧客割合が高い順)」をみると、運用損益がプラスとなっている顧客が多い証券会社上位5社は次のとおり。

・楽天証券

・SBI証券

・丸三証券

・野村證券

・マネックス証券

金融庁が定期的に公表している「投資信託の共通KPI」。

投資家と投資信託の状況をモニターすることができ、参考になる。

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