株式投資を検討する際、外国株式の個別銘柄が候補になることがあるかもしれない。ニュースなどで関心を持つこともあるだろう。
投資信託にも、国内株式・国内債券と並んで、外国株式・外国債券が組み入れられたものがある。
個別銘柄では、変動幅が大きい。また、為替リスクも考慮が必要だ。値下がりと円高が重なると損失が大きくなり、値上がりと円安が重なると利益が大きくなる。
ADR(米国預託証券)の形で、イギリスや中国の個別銘柄に投資できる証券会社がある。
DMM.com証券がADR(米国預託証券)、20銘柄の取扱いを開始
画像はプレスリリースより引用
2019年2月15日、DMM.com証券が、2019年2月25日からADR(米国預託証券)の取扱いを開始すると発表した。
ADR(米国預託証券)は、American Depositary Receiptの略で、米国外の企業が発行した株式を裏づけとし、米国内で発行される有価証券のこと。
配当金の税率は各国の源泉税率となるため、米国源泉税率(10%)よりも低く抑えることができる銘柄もあるという。
取扱銘柄は、20銘柄だ。
アストラゼネアストラゼネカ:医療用医薬品の開発、製造、販売を手掛ける、英国の製薬会社
バークレイズ:英国の大手金融グループ
BP:英国の石油メジャー
BT グループ:英国の大手通信事業者
ブリティッシュ アメリカン タバコ:英国のタバコ会社。代表銘柄にラッキーストライクがある
エンダバ:英国のITサービス企業
ディアジオ:英国の高級アルコール飲料メーカー
グラクソ スミス クライン:英国の総合製薬会社
HSBC ホールディングス:英国の世界的総合金融グループ
マイクロフォーカス インターナショナ:英国のソフトウェアメーカー
ピアソン:英国の教育サービスを提供する持株会社
プルデンシャル:英国の保険会社
リオ ティント:英国、豪州を拠点とする国際鉱山会社
ユニリーバ:オランダ、英国に本社を置く、総合家庭用品メーカー
ボーダフォン グループ:英国の移動通信サービス会社
アリババ・グループ・ホールディング:電子商取引や各種インターネットサービスを手掛ける中国の持株会社
百度(バイドゥ) A:中国の最大手インターネット検索サイト運営会社
中国海洋石油:香港の石油・ガス事業者
ウエストパック バンキング:豪州の大手銀行
ライン:モバイルメッセンジャーアプリLINEの開発、運営を行う日本企業
となっている。海外の個別銘柄に関心があれば、投資する際に検討の対象となるだろう。