資産を運用する際には、利回りがインフレ(物価上昇率)を上回ることが、目標となる。
資産を現金で持っていると、物価が上がったときに、買えるものが少なくなる。株式や不動産の価値が、物価の上昇とともにあがることで、資産の価値を保つことが可能となる。
実際の投資では、運用益からさまざまな経費を引くことが必要だ。株式なら、手数料や税金がかかる。
不動産投資では、どのような要素を考慮することになるのか。シミュレーション機能の項目で確認してみる。
不動産投資シミュレーション機能
画像はプレスリリースより引用
2019年2月14日、野村不動産アーバンネット株式会社が、「ノムコム・プロ」に、不動産投資シミュレーション機能を追加した。
「ノムコム・プロ」は、投資用不動産サイトだ。
「不動産投資シミュレーション」では、ノムコム・プロに掲載されている物件を購入した場合、どれくらいの利益(キャッシュフロー)が得られるのかを簡易的に試算できる。
画像はプレスリリースより引用
経年推移(最大50年間)と、売却時における最終損益額の目安を、グラフ上で確認可能だ。
ローンの借り入れ条件(借入額、金利、期間)や管理費・修繕費・税金等の諸経費、入居率・賃料下落率などを、自由に設定できる
試算できる主な項目は、以下のとおり。
・キャッシュフロー
想定年間収入から経費・ローン返済額・各種税金・修繕費を差し引いた税引き後の損益
・年間収入
想定利回りから算出した年間収入(入居率や経年による補正も試算)
・年間支出
年間経費やローン返済額、各種税金、修繕費の合計値
・累積キャッシュフロー
その年における年末までのキャッシュフロー累積額
・売却時最終損益(目安)
累積キャッシュフローに想定売却益(売却時価格と諸費用は簡易的に算出)を加えて計算した最終損益額の目安
不動産投資において、考慮すべき要素を把握することができる。