フリーランスに足りない、ライフリスクへの備え。フリーランス白書2019

リスクと保険

収入を得るためには仕事が必要だ。

働き方には、いくつかのパターンがある。会社員、契約社員、派遣社員、パートアルバイト・自営・フリーランスなどだ。社会保険の有無、収入、時間の自由度、退職金の有無といった違いがでてくる。

それぞれにメリットデメリットがある。フリーランスではどんな課題があるのか。フリーランス白書で取り上げられている。

フリーランス白書2019

2019年3月6日、フリーランス協会が、「フリーランス白書2019」を公表した。

般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会は、フリーランスとパラレルワーカーの支援を行う非営利団体。

フリーランス向けの、賠償責任補償や所得補償制度、各種優待が使えるベネフィットプラン(福利厚生制度)などを提供している。

 ©一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」

白書では、フリーランスの課題について取り上げている。

「フリーランスや副業をするといった新しい働き方を、日本で選択しやすくするためには、何が必要だと思いますか?」という質問で、調査をおこなった。

結果、もっとも多かったのは、「出産・育児・介護などのセーフティネット」(63.6%)。

「健康保険組合」(59.6%)、「厚生年金」(52.0%)、「労災保険」(45.9%)などライフリスクに関する項目が上位を占め結果となっている。

そのほか、人材活用を行う企業への理解を求める声や、ビジネストラブル対策を求める声も、4割以上の回答者から挙がった。

フリーランスでは、加入する社会保険が、国民年金と国民健康保険となることが多い。上記のような、出産・育児・介護の際にどうするのかは各自で対応が必要となる。民間の保険や、貯蓄での対応が可能だ。

年金についても、国民年金基金やiDeCoで、国民老齢年金にプラスされる部分を作ることになる。

ケガや病気で仕事ができなくなった時の保険も、準備したい。それは療養費だけでなく、収入源への対応も含むことになるだろう。

会社員ではカバーされるが、フリーではそうではないリスクに多くのお金を使うことになりそうだ。

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