フィンテックによるライフプランニングツール。何通りものシミュレーションを実現

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

ICT技術により、マネープランの策定や実行がより身近になっている。

キャッシュフロー表の作成では、手書き・Excelも使えるが、専用のシミュレーションツールもある。資産運用のポートフォリオも、ロボアドバイザーが自動でリスクとリターンを調節してくれる。

何となく考えていたライフプランを、明確な選択・意思決定につなげ、実行を支援してくれるだろう。

50代以降のさまざまな選択をシミュレートできる、プランニングツールが登場している。

野村金融アカデミー向け『ライフプランニングツール』

画像はプレスリリースより引用

2019年3月18日、MILIZEが、『野村金融アカデミー』向けに『ライフプランニングツール』を提供すると発表した。

MILIZEは、金融工学・ビッグデータ・AI・機械学習・ファイナンシャルプラニング等の知識、および、豊富な金融実務経験・システム開発経験を活かし、新しい金融サービスを提供する企業。

『野村金融アカデミー』は、ライフプランニングや資産運用などの「お金の知識」を、体系的かつ実践的に習得できる講義だ。

「野村金融アカデミー向けライフプランニングツール」では、50歳代以降の受講者を対象とし、余命年齢で死亡した場合に家族に残せる金融資産を計算する。

再就職・年金受給方法・住み替えなど、いくつかの施策をプランニングすることで、将来のキャッシュフロー改善が体験可能だ。

野村證券の年金研究所のノウハウによる、シミュレーション機能が搭載されている。

画像はプレスリリースより引用

①死亡時に家族に遺せる金融資産を計算

②制度に忠実な公的年金計算と企業年金制度の反映

③4つのプランニング機能

画像はプレスリリースより引用

1.収入を増やす施策として、退職後も働き続けた場合をシミュレート。

画像はプレスリリースより引用

2.年金・不動産を考える施策年金受給開始年齢や、退職金の受け取り方を変えることで、将来のキャッシュフローにどのくらい影響を与えるかをプランニング。

画像はプレスリリースより引用

3.資産運用の施策では、7段階のリスクリターンを選択可能。

画像はプレスリリースより引用

4.支出を減らす方法として生活費を見直したり、かけすぎの保険を見直す。

何通りもの選択を、キャッシュフロー表に反映させれば、意思決定の支援となるだろう。

ロボアドバイザーによる、自動運用のサービス

投資経験者に選ばれているロボアドバイザー「WealthNavi」

「WealthNavi」は、世界水準の金融アルゴリズムでポートフォリオを構築するサービスだ。

投資の学習、投資商品の選定、資産配分、運用、リバランス、全てロボアドバイザーにまかせる。時間も手間も必要ない。

手数料は1%のみで、国際分散投資を自動運用可能だ。

フィンテックでは、シミュレーションの自動化とともに、こうしたロボアドバイザーによる自動運用も活用できる。

プランニングと実行の質が上がりそうだ。

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