ライフプランとして、「移住」を考える人が増えている。
「平成29年度国土交通白書」によると、三大都市圏に住む若者の、4人に1人が地方移住に関心をもつという。また、地方移住促進に積極的な自治体も増えている。
40代・50代の週末滞在、2拠点居住や老後の拠点としての「移住」といったニーズもあるようだ。
「移住」のサポートとなる地域サービスをまとめた、カオスマップも公開されている。
移住・定住のための地域系サービスをまとめたカオスマップ
2018年12月25日、株式会社カヤックLivingは、移住・定住のための地域系サービスをまとめたカオスマップ2018年版を公開した。
カヤックLivingは、移住スカウトサービス「SMOUT」を運営する企業だ。
カオスマップでは、地域系サービス10カテゴリーに分類されている。
「メディア(関係人口・移住ポータル・住まいと暮らし・ローカルの仕事・ローカル移住・ローカルカルチャー・自治体向け・ソーシャル&エコ・ローカルコミュニティ・ブログ)」
「メディア型プラットフォーム」
「クラウドファンディング(不動産特化型・プロジェクト型)」
「通貨(地域通貨・コミュニティコイン)」
「ソーシャルファンディング」
「地域のSNS」
「多拠点居住」
「試住マッチング」
「地域の仕事マッチング」
「地域の人マッチング」
「関係人口促進マッチング」
のようになっている。
また、カオスマップからの考察として、
・総務省がポータルサイトを開設するなど「関係人口」への注目
・地域活性をテーマとするクラウドファンディング
・地域通貨・コミュニティコインの話題
・コリビング、地域の空き家の利活用など、地域における住宅問題の取り組み
が挙げられている。
実現するための資金計画も必要
カオスマップをみると、移住関連のサービスが数多くあることがわかる。情報を得るメディアから、仕事・住宅・コミュニティのマッチングサービスまで幅広い。
都市と地方。住む場所は、ひとそれぞれの考え方で選択できる。Iターン・Jターン・Uターン現象という言葉を聞いたことがある人も多いだろう。
移住には、引っ越しや住居、自動車などお金の問題も出てくる。実現するための資金計画も必要となるだろう。