2019年5月30日、ソニー銀行が、「電子契約サービス」の取り扱い開始について発表した。
「電子契約サービス」では、住宅ローンの契約手続きにおいて、Webサイト上で手続きが完結する。
これまで、住宅ローンの契約手続きを行う場合は、本審査が終了した後、紙の契約書へ署名・押印のうえ、銀行へ送付が必要だった。
本サービスの開始により、従来は1~2 週間程度かかっていた契約書の取り交わしが、最短で即日完結するという。
また、書面の住宅ローン契約書が不要となるため、これまでユーザーが負担していた、住宅ローン契約締結にかかる印紙代や印鑑証明書の取得、郵送手続きが不要になる。
電子契約とは何か
電子契約では、契約の合意成立の手段として、インターネットなどの通信回線による情報交換を用いる。
合意成立の証拠として、電子署名やタイムスタンプを付与した電子ファイルを利用するのが特徴だ。
関連する法律には、電子帳簿保存法(1998年施行)や電子署名法(2001年施行)などがある。
請負契約、不動産売買契約など課税文書を用いた契約で、印紙性がかからないメリットがある。郵送費・保管スペースなどの削減もみこめる。
確定申告もe-Taxで可能になるなど、さまざまな場面でペーパーレス化が進みそうだ。