ワーク・ライフ・バランスの非正規か、待遇の正社員か。「主婦のアルバイト調査」

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

2019年5月21日、マイナビが、「主婦のアルバイト調査」の結果を公表した。

調査期間は、2019年3月22日~4月8日。 現在アルバイトをしている、20代~50代の既婚女性を対象に調べ、2,004名の有効回答を得ている。

調査では、”今後希望する雇用形態”を質問した。

結果、全体では「雇用形態にこだわりがない」がもっとも高く46.0%。

次いで「非正規社員として働きたい」が34.6%で、「正社員として働きたい」は19.4%だった。

画像はプレスリリースより引用

非正規社員として働きたい主婦の理由の上位は、「家事・育児・介護等の両立がしやすいから(74.2%)」、「趣味や他の時間との両立をしやすいから(39.7%)」。

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を重視した働き方を希望する主婦が多いことがわかる。

画像はプレスリリースより引用

一方で正社員としての雇用を希望する主婦の上位は「固定給が欲しいから(80.5%)」、「賞与が欲しいから(66.8%)」、「福利厚生が充実していることが多いから(59.1%)」。

給料をはじめとした待遇に魅力を感じ、正社員を希望する傾向がみられた。

子どもが小学生になる頃が転機か

今後希望する雇用形態について調べたグラフを、子どもの状況別にみる。

”正社員として働きたい”がもっとも多いのは、「小学校入学前の子供がいる」で34.7%だ。

「大学生の子供がいる」で、”非正規社員で働きたい”が39.4%と高くなる。

「子供を持たない20代・30代」「子供が独立している又は子供を持たない40代・50代」ともに、”正社員として働きたい”は低い。

家事・育児・介護などで時間が必要、あるいは教育・住宅・老後資金などを貯蓄したいといったニーズによって、使い分けるのかもしれない。

正社員でも時間が取れる・非正規社員でも待遇が良い。そういった状況になれば、雇用形態にこだわる必要はなくなるだろう。



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