2019年7月1日、マニュライフ生命保険が、新商品「こだわり変額保険」の販売を開始した。
正式名称は、変額保険Ⅰ型(有期型)。毎月払い込む保険料を、積立金として特別勘定で運用。満期保険金を一時金もしくは年金として受け取る商品だ。
主な特徴は4つ。
1. 万一のための保障が確保される
保険期間中に被保険者亡くなった場合、または所定の高度障害状態に該当した場合は、その時点の基本保険金額または積立金の合計額のいずれか大きい額が死亡保険金または高度障害保険金として支払われる。
2.保険料の払込みは毎月少しずつ、無理のない設定が可能
月々の保険料は5,000円から1,000円単位で自由に設定できる。
3.多彩な7つの特別勘定から選択し、自由に組み合わせて運用できる
運用スタイルやリスク許容度に合わせ、国内外の株式や債券、分散投資、バランス型等、多彩な7つの特別勘定から自由に選択し、組み合わせられる。
特別勘定の種類や繰入割合の変更が可能。また、1年(1保険年度)につき12回まで手数料なしで積立金の移転(スイッチング)が可能。
4.ターゲット特約を付加して運用成果を自動的に確保することができる
目標額に到達した時点で運用成果を自動的に確保し、災害保障付終身保険へ移行。
保険期間満了時までに目標額に到達しなかった場合は満期保険金を受け取れる。
*ただし積立金は、月々の保険料から必要な費用を控除した金額となる。
*また、満期保険金に最低保証は無い。特別勘定の運用実績によって、満期保険金額が払込保険料の合計額を下回り、損失が生じるおそれがある。
変額保険とは何か?
変額保険については、生命保険文化センターに解説がある。
それによると、変額保険は「資産を株式や債券を中心に運用し、運用の実績によって保険金や解約返戻金が増減する保険」。
保険期間が一定の「有期型」と、一生涯保障が継続する「終身型」とがある。
死亡したときには、基本保険金+変動保険金を受け取る。
有期型の場合、満期をむかえると満期保険金を受け取る。金額は資産運用の実績によって変動し、最低保証は無い。運用実績により基本保険金額を上回る場合もあれば下回る場合もある。
解約時に受け取る解約返戻金には、最低保証は無い。
貯蓄性のある生命保険だが、満期保険金額が払込保険料の合計額を下回るリスクを取れる人向けと言えるだろう。生命保険を確保しながら、資産運用が成功すれば満期保険金を増やすことができる。