2020年9月1日、ソニー損害保険が、災害リスクと火災保険に関する意識調査の結果を公開した。
調査期間は、2020年8月14日~17日。全国11ブロック、30代〜60代の持家家庭で火災保険の加入検討に関わった人(男女)を対象に調べ、1,087名のサンプルを集めた。
以下のデータは、ソニー損保調べ。
調査では、加入している火災保険の補償範囲と、居住エリアの自然災害(水災・地震)リスクを「国土交通省わがまちハザードマップ」等をもとに聞き、照合した。
その結果、約7割(67.2%)もの家庭で、災害リスクと補償内容のミスマッチが生じていることがわかった。
ここでは、「災害リスクと補償内容のミスマッチ」を次のように定義している。
注目するリスクは、水災害リスクと地震リスク。
これに対応する補償内容は、補償範囲に水災害が含まれているか、地震保険に加入しているかだ。
マッチしているというのは、リスクがある場合には対応する補償があり、リスクが無い場合は対応する補償が無い、ということ。
ミスマッチが起こっているというのは、リスクがあるのに対応する補償が無いか、リスクが無いのに対応する補償がある、ということになる。
ミスマッチが起こっている時には、補償が足りない場合とともに、補償が過剰な場合も含まれている。
また調査では、全国11のブロックで検証し、防災意識とミスマッチ度の関係を調べている。
その結果、ミスマッチが多かったのが、九州地方・近畿地方・沖縄地方だった。
一方、ミスマッチが少なかったのは、中国地方・東海地方・四国地方だった。
火災保険・地震保険は、必要なのに加入していなければ、いざというときに保険金を受け取れない。
また、必要ないのに加入していれば、保険料負担が無駄になる。
9月1日は「防災の日」だったが、損害保険を見直すきっかけになりそうだ。
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