判定日時の為替レートで、受け取り通貨が変わる「仕組み預金」

金融資産運用設計

2020年1月23日、ソニー銀行が、「はじめての仕組み預金でもれなく3,000円プレゼントキャンペーン」の実施を発表した。

キャンペーンでは2020年1月23日~3月25日に、過去に取り引き実績がない仕組み預金を預け入れすると、もれなく現金3,000円プレゼントとなる。

仕組み預金とは、デリバティブを使って銀行に有利な特約を付ける代わりに金利を上乗せされた定期預金のこと。

一般の預金より高い金利が期待できる。

その反面、一般の定期預金とは異なり、商品内容に応じて、銀行が預入日以降に満期日を選択できる権利を持っていたり、為替相場によって払戻時の通貨等がきまったりなど、一般の預金にない特徴がある。

原則として中途解約はできない。商品性やしくみを十分に理解したうえで、余裕資金で利用することが必要だ。

扱っている仕組み預金は3種類。「円定期plus+」、「為替リンク預金(円スタート型)」、「為替リンク預金(外貨スタート型)」だ。

「円定期plus+」では、銀行の判断で満期日が繰り上がり、預入期間が短くなる可能性がある預金。

ステップアップ型とフラット型の2種類があり、ステップアップ型では10年目に金利が年0.700%となるという。

「為替リンク預金」は、判定日の為替水準により、満期日に受け取る通貨が変わる預金だ。

特約判定日時の為替レートで、受け取り通貨が変わる。

円建て預金では、円高に進んだ場合に、満期時に外貨を受け取る場合がある。

外貨建て預金では、円安に進んだ場合、満期時に円を受け取る場合がある。

たとえば満期時に外貨を受け取った時、円に換算すると不利になるというリスクに注意が必要だ。

全国銀行協会のサイトなどに解説がある。

リスクを理解して利用すれば、有利な金融商品として資産形成に役立つかもしれない。

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