結婚・出産をしようと思える世帯年収は?20代の相場感覚

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

20代は、ライフイベントと収入についてどう考えているか。

一般的にFPが考える人生の資金は、住宅資金・教育資金・老後資金だ。自己資金を貯めたり、学資保険に入ったり、確定拠出年金を検討したりする。

20代では、結婚や出産が目の前のライフイベントになるだろう。20代の消費意識についての調査から、年収とライフイベントの関係を見てみたい。

結婚・出産をしようと思える世帯年収は?

画像はプレスリリースより引用

2018年12月5日、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、「20代の金銭感覚についての意識調査2018」の結果を公表した。

調査期間は、2018年10月2日~3日。20歳~29歳の男女を対象に、1,000名の有効サンプルを集計している。

その中にあるのが「ライフイベントと収入事情」という項目だ。

結婚意欲と年収の関係を調べている。

「年収400万円あれば結婚に前向き」は4割強、昨年と比べ結婚へのハードルが低下。

20代の半数以上が前向きに思える年収は「1人目の子育て」600万円、「2人目」は700万円となっている。

全回答者(1,000名)に、「結婚」をしようと思える世帯年収を聞いた。

年収300万円でしようと思える割合は30.8%、

年収400万円でしようと思える割合は43.0%、

年収500万円でしようと思える割合は60.6%。

出産・子育てについてもみると、「出産・子育て(1人)」をしようと思える割合は、

年収400万円で31.8%、

年収500万円で47.9%、

年収600万円で60.7%。

「出産・子育て(2人)」をしようと思える割合は、

年収400万円で20.3%、

年収500万円で31.8%、

年収600万円で43.4%、

年収700万円で52.6%。

画像はプレスリリースより引用

昨年は下降傾向にあったものの、今年はいずれの項目でもわずかながら上昇傾向がみられる。

「結婚では、昨年から3.2ポイント上昇、

「出産・子育て(1人)」では、昨年から1.6ポイント上昇、

「出産・子育て(2人)」では、昨年から2.8ポイント上昇という結果となった。

20代の相場感覚は

結婚・出産と年収についての意識は、人それぞれだ。世代によっても、感覚が違うかもしれない。

育った環境によって、金銭感覚が違ってくる可能性もある。

調査からは、20代のおおまかな相場感覚が把握できそうだ。

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