「苦しくなる」「ゆとりができる」家計の見通しに影響を与える要因。『家計』をテーマとしたアンケート調査

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

家計の状況は、変化する。

家計の把握は、収入と支出を管理することから始まる。貯蓄を続けていれば、資産の状況も確認することが必要だ。状況は一定ではない。家族・仕事・教育など、要因はさまざまだろう。

『家計』をテーマにしたアンケートで確認したい。

『家計』をテーマとしたアンケート調査

画像はプレスリリースより引用

2019年1月15日、しゅふJOB総研が、『家計』をテーマとしたアンケート調査の結果を公表した。

調査期間は、2018年11月19日~28日。調査対象は、求人媒体『しゅふJOBパート』に登録する働く主婦層だ。528名からの有効回答について調べている。

2019年の家計について、「ゆとりできそう」と答えたのは14.0%。「苦しくなりそう」は55.7%だった。

前年比では、「ゆとりできそう」が2.1ポイント増。「苦しくなりそう」は6.8ポイント増加している。

フリーコメントからは、さまざまな要因を読み取ることができる。

<家計が苦しくなりそうと回答した人>

・消費税増税となる上に、学費がかかるため(40代:契約社員)

・二人目不妊治療を始めるとしたらすごくお金がかかるから(40代:SOHO/在宅ワーク)

・子供にかかるお金は増え、収入は増えない予想(40代:パート/アルバイト)

・家計自体に変化が無くても、2人目を希望しているので。妊娠したら確実に火の車。でも欲しい(30代:パート/アルバイト)

・小さなお子さんにはたくさんの補助金が国からでますが、高校生、大学生を持つ家庭にとにかく生活が苦しくなるばかり(50代:その他)

・物価と収入の上昇率が比例しないと思うから(40代:今は働いていない)

・仕事時間数が、少なくなるため(40代:パート/アルバイト)

・夫が定年(50代:派遣社員)

・子供の大学進学(40代:その他)

・介護にお金がかかります(50代:パート/アルバイト)

<家計にゆとりができそうと回答した人>

・遺産を相続したので(40代:正社員)

・夫が出世したから(40代:今は働いていない)

・在宅で仕事できる環境が整ってきたから(40代:SOHO/在宅ワーク)

・資産運用が上手くいっているから(50代:派遣社員)

・子供が就職し、学費の負担が軽減するから(50代:派遣社員)

・子供が小学生になるので、働く時間が確保しやすい、保育料を払わなくていいので家庭の負担が減るから(30代:SOHO/在宅ワーク)

・10年ぶりに私が仕事を始めたので(40代:派遣社員)

・ローンを返し終わった(30代:正社員)

・末っ子が中学生になる為、やっと扶養から外れて働けるから(40代:派遣社員)

・働く選択肢が増えて掛け持ちが出来るから(30代:パート/アルバイト)

「苦しくなる」「ゆとりができる」家計の見通しに影響を与える要因

調査からは、家計の見通しに影響を与える要因が読み取れる。

消費税、不妊治療、教育費、物価、定年、介護、仕事時間。これらが、苦しくなる要因として挙げられた。

また、遺産、出世、資産運用、在宅ワーク、子の独立、ローン返済終了、仕事を始める、仕事を増やす。こういったことが、ゆとりを生み出すようだ。

ライフプランを考えるうえで、家計に影響を与える重要なイベントとは何なのか、参考になるだろう。

タイトルとURLをコピーしました