人々の景気判断の根拠とは?日銀「生活意識に関するアンケート調査」

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2020年1月9日、日本銀行が、「生活意識に関するアンケート調査」(第80回<2019年12月調査>)の結果を公開した。

本調査は、日銀が政策・業務運営の参考とするため、1993年以降、全国の満20歳以上の個人を対象に実施しているもの。

調査期間は、2019年11月7日~12月3日。 調査対象は、全国の満20歳以上の個人。有効回答者数は、2,107人となっている。

調査では、「現在の景気水準」についてたずねた。

その結果「良い」は0.5%、「どちらかと言えば、良い」が9.5%、「どちらとも言えない」が41.2%、「どちらかと言えば、悪い」が39.0%、「悪い」が8.8%だった。

現在の景気水準については、前回(2019年9月)と比べ横ばいとなっている。

また調査では、「景況判断の根拠」についても調べた。(2つまでの複数回答)

その結果、「自分や家族の収入の状況から」がもっとも多く、56.5%。

次いで、「勤め先や自分の店の経営状況から」(32.7%)、「商店街、繁華街などの混み具合をみて」(25.2%)、「マスコミ報道を通じて」(20.8%)、「景気関連指標、経済統計をみて」(8.8%)という順となった。

景気を考えるには全体的なデータだけでなく、個々人の収入や所属する企業の経営、街の込み具合などにも関心を持つ必要があるようだ。

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