国民年金保険料の前納額。2年分、2年分、と貯蓄する計画性が求められる

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

国民年金保険料は、前納すると安くなる。

自営業やフリーランスは、国民年金に加入し保険料を支払う。

家計を改善するには、収入を増やすか支出を減らすかしなくてはならない。支出面では、固定費の削減が効果的だ。通信費や保険料がそれにあたる。

前納による割引について確認したい。

国民年金保険料の前納額

画像は厚生労働省HPより引用

2019年1月18日、厚生労働省のサイト上で、「平成31年度における国民年金保険料の前納額について」というページが公開された。

国民年金においては、一定期間の保険料をまとめて納めることにより保険料が割引となる。

平成31年度における国民年金保険料の前納額は次の通りだ。

(1)6ヶ月前納の場合の保険料額(平成31年4月~平成31年9月分の保険料または平成31年10月~平成32年3月分の保険料が対象)

・口座振替の場合:97,340円(毎月納める場合より1,120円の割引)

・現金納付の場合:97,660円(毎月納める場合より800円の割引)

(2)1年前納の場合の保険料額(平成31年4月~平成32年3月分の保険料額が対象)

・口座振替の場合:192,790円(毎月納める場合より4,130円の割引)

・現金納付の場合:193,420円(毎月納める場合より3,500円の割引)

(3)2年前納の場合の保険料額 (平成31年4月~平成33年3月分の保険料額が対象)

・口座振替の場合:379,640円(毎月納める場合より15,760円の割引)

・現金納付の場合:380,880円(毎月納める場合より14,520円の割引)

2年分、2年分、と貯蓄する計画性が求められる

内容を確認すると、2年分379,640円を口座振替で前納すると、15,760円の割引なのがわかる。

単純に割ると、1年当たり7,880円の節約だ。自営業やフリーランスは年金が少ないので、国民年金基金やiDeCo、つみたてNISA などに回すことができるかもしれない。

前納するには、前もって資金を準備しておく必要がある。2年分、2年分、と貯蓄する計画性が求められそうだ。

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