金融資産は、何にどれだけ投資すればよいのか。
金融資産への投資比率(ポートフォリオ)を決定する理論は、現代ポートフォリオ理論(Modern portfolio theory, MPT)と呼ばれる。
投資比率を変化させることで、ポートフォリオの収益率の平均 (期待値) と、分散(リスク)をコントロールする。
顧客はどれだけのリスクを取れるか。また、金融資産からどれだけのリターンを得る必要があるのか。人それぞれ異なる目標に、合わせることが必要だ。
金融資産をどんな投資信託で構成するか。提案に必要な理論を学べるスクールがある。
楽天FAビジネススクール
画像はプレスリリースより引用
2019年2月25日、楽天証券が、『楽天証券ファイナンシャルアドバイザー・ビジネススクール』2期生の募集を開始した。
『楽天FAビジネススクール』は、金融分野の教育研修機関である株式会社きんざいと連携する。ファイナンシャルアドバイザーの実務家によるケーススタディも行われるようだ。
目標は、個人の顧客に対して価値ある提案書を提示することができる能力となっている。
学ぶのは、年金、社会保障などを含めたライフプラン、保険・税金・不動産・相続などの知識。
そして、幅広い世代に対して、おもに投資信託を活用した資産形成、資産運用の提案を実施するために必要なポートフォリオ理論だ。
受講資格は、証券外務員、AFP/CFP、FP技能士、証券アナリスト、DCプランナーなど金融関連の資格のいずれかを保有していること、となっている。
基礎コースの科目として、ライフプランニング、リスクと保険、相続/事業承継、不動産運用設計、金融資産運用設計、証券分析とポートフォリオ、財務分析、経済が並ぶ。
また、実践コースでは、ファイナンシャルアドバイザー総論・欲求喚起の黄金則(傾聴力)・世代別で考えるポートフォリオ構築・投資信託の鑑定力・個人のバランスシート分析・実務家によるケーススタディ実践・運用提案コンテストがカリキュラムとなっている。
提案の裏付けとなる、理論的な背景を学べそうだ。
お金の基礎が学べる講座も
ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」
ファイナンシャルアカデミーの「お金の教養講座」は、金のことを短時間で効果的に学べる、入門講座だ。
年間255講座、延べ47万人が受講し、お金の学校の定番講座となっている。
参加者(受講生)の年代は、主に20代後半~40代のようだ。
貯金体質になりたい、投資でお金を増やしたいといったニーズに応える。
お金の管理の仕方について、無料で学べる機会を利用するのもいいだろう。