具体的な行動は、少数派。定年後のキャリアに関する意識調査

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

定年後の生活は、イメージできているだろうか。

収入はどうなるか。どうやって仕事を続けるか、年金はいつから・いくら受け取れるのか。介護する・される状況になったら、リフォームや施設の利用はどうするのか。考えるテーマは多い。

定年後の仕事について、人々がどんな意向を持ち、どんな準備をしているのか調査が行われている。

定年後のキャリアに関する意識調査

2019年3月5日、ファイナンシャルアカデミーが、「定年後のキャリアに関する意識調査」の結果を公開した。

調査期間は、2019年2月10日。ファイナンシャルアカデミー「定年後設計フォーラム」の参加者382名を対象に調べている。年齢構成は、30代 2.4%、40代 24.1%、50代 58.7%、60代 13.8%、70代 1.1%となっている。

画像はプレスリリースより引用

「定年後も働きたいですか?」という質問に対し、全体の約7割の人が「給料が下がっても働きたい」と回答した。

理由をたずねると「老後資金の確保のため」「生きがいだから」「社会とのつながりを持ちたい」といった声が上位に上がたという。

画像はプレスリリースより引用

また、定年後のキャリア対策について「十分できている」「まあできている」と回答した人に対し、どのような対策を行っているか尋ねている。

「現在持っているスキルを上げる」「情報収集」が上位に挙がった。

定年後にやりたいことを明確にした上で、「資格取得」や「学校等で専門的な知識を学ぶ」「習い事」といった具体的な行動に移している人は、まだ少数派であるとの分析が示されている。

ファイナンシャルアカデミーの「定年後設計スクール体験学習会」

ファイナンシャルアカデミーの「定年後設計スクール体験学習会」

「定年後設計スクール体験学習会」では、「長生き」をリスクにしないために、お金の7つの備えを学ぶ。

定年後の不安のほとんどは、お金の不安と直結する。

定年前に、年金、仕事、保険、住まい、医療費、相続、介護といった知識を準備する必要があるだろう。

定年後の仕事をどうするかを含め、積極的に計画・実行できるようになりそうだ。

タイトルとURLをコピーしました