ブラック企業という言葉をよく聞くが、ブラックアルバイトというのもあるようだ。
ルール外の違法な条件下で仕事をすると、時間やお金を無駄にすることになる。おかしいと思うことが違法かどうかは、知識が無いと対処できない。
アルバイトは、学生がすることもあれば、多様な働き方の一つとして選択する場合もある。多くの人にとって重要といえるだろう。
自分がスキルを持ちルールを守ることも必要だが、同じことが企業にも言える。厚生労働省ではルールに関する知識を広めるためのキャンペーンを行っている。
「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーン
2019年3月22日、厚生労働省のサイトに、「『アルバイトの労働条件を確かめよう!』キャンペーンを全国で実施」というページが公開された。
厚生労働省では、全国の大学生等を対象として、自らの労働条件の確認を促すことなどを目的としたキャンペーンを実施している。
特に多くの新入学生がアルバイトを始める4月から7月までの期間に行われるものだ。
「アルバイトのトラブル、こんなことで困っていませんか」というページでは、
・お店が忙しくて休憩がもらえない
・学校のテストがある日もシフトが入れられる
・開店準備や後片付けの時間について、給料がもらえない
・店長から食事に行こうと誘われる
・売れ残った商品を買い取れと言われる
・代わりを見つけないとバイトをやめさせてもらえない
といったトラブルをあげている。
また、別のページでは「アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント」が紹介されている。
・アルバイトを始める前に、労働条件を確認しよう。※希望すればメール等で労働条件通知書をもらうことも可能
・バイト代は、毎月、決められた日に、全額支払いが原則
・アルバイトでも、残業手当がある
・アルバイトでも、条件を満たせば、有給休暇が取れる
・アルバイトでも、仕事中のけがは労災保険が使える
・アルバイトでも、会社都合の自由な解雇はできない
・困ったときは、総合労働相談コーナーに相談
労働条件について学べる、クイズアプリのあるようだ。
知識を身に着けておけば、より有利な条件で働くことができ、時間やお金を無駄にせずに済むだろう。