貯蓄と投資。若いうちから始め、リタイア前には十分な資金が準備できるようにしたい。
その途中には、結婚や教育、住宅といった目標に向けた貯蓄もある。
年齢を経るうちに、収入と支出・家族の状況も変わり貯蓄・投資への考え方も変化するようだ。
若手とプレ定年の、マネー意識を比較した調査が行われている。
若手社会人とプレ定年のマネー意識に関する調査
2019年3月28日、スパークス・アセット・マネジメントが、「若手社会人とプレ定年のマネー意識に関する調査」の結果を公開した。
調査期間は、2019年3月7日~12日。全国の「20歳~29歳で社会人歴3年以下の人」と「57歳~69歳で今後3年以内に定年退職する予定の人」を対象に調べている。有効サンプルは、1,000名だ。
画像はプレスリリースより引用
調査ではまず、全回答者(若手社会人500名、プレ定年500名)に、現在、どのくらいの預貯金があるかを聞いている。
結果、現在の預貯金額の平均は、若手社会人は121万円、プレ定年は1,520万円となった。
画像はプレスリリースより引用
また、現在投資を行っている人(若手社会人110名、プレ定年205名)に、現在の投資額を聞いた。
若手社会人では、「50万円未満」が60.9%と高く、平均は69万円。一方、プレ定年では、「500万円~1,000万円未満」(22.9%)との回答が最も多く、平均は898万円という結果になっている。
画像はプレスリリースより引用
調査では、投資経験者(若手社会人127名、プレ定年260名)に、投資に取り組む際の方針・鉄則についても尋ねている。
「ローコスト(手数料を抑える)」(若手社会人45.7%、プレ定年35.4%、10.3ポイント差)は若手社会人のほうが高くなった。
一方、「長期保有」(若手社会人22.0%、プレ定年34.6%)や「投資先を分散」(若手社会人21.3%、プレ定年33.1%)、「ローリスク・ローリターン」(若手社会人20.5%、プレ定年27.7%)はプレ定年のほうが高くなっている。
年齢によって、貯蓄の額・投資の方針が異なる様子が分かる。
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