賃貸生活をサポートする少額短期保険

リスクと保険

2019年5月13日、チューリッヒ保険が、「ミニケア賃貸保険(正式名称:賃貸家財総合保険)」の販売開始を発表した。

ミニケア賃貸保険は、賃貸生活をサポートする保険。ネットで簡単申込み・必要な補償をまとめてお得な保険料で賃貸生活をサポートというのが特徴。

チューリッヒ少額短期保険の、最初の商品となる。

ミニケア賃貸保険のポイントは以下の4つ。

・申込みはインターネット、支払いはクレジットカードで非対面完結。

画像はプレスリリースより引用

・契約者の年代と入居人数に答えるだけで簡単に見積り。申込みや変更手続きもインターネットで完結。

・年間3,610円からのお得な保険料。

・事故で部屋に住み続けられなくなった場合、当座の生活資金として「生活再建費用保険金」10万円が支払われる。

「生活再建費用保険金」が支払われるのは、家財補償の対象となる事故(盗難を除く)によって、以下の①や②のような状況が生じて借りている部屋に住めなくなった次のようなケース。

①飲み水、電気やガスが供給停止したり排水設備が使用できないなどの状態が30日以上続いたときや、30日以上続くという事実が確認できる場合

②借りている部屋の室内を修復するために30日以上その部屋で暮らせない場合

補償内容は次のとおり。

家財損害保険金:100万円~750万円(100~700万円まで100万円単位)

生活再建費用保険金:10万円

修理費用保険金:100万円

被害事故法律相談費用等保険金:30万円

借家人賠償責任保険金1,000万円

個人賠償責任保険金:1,000万円

賃貸住宅の火災保険

火災保険には、賃貸住宅向けのものがある。

通常の火災保険は、建物と家財の両方について補償するものだ。

賃貸住宅向け火災保険では、「自分の家財を対象とした火災保険」・「借家人賠償責任保険」・「個人賠償責任保険」がセットになっている。

火災などで部屋に損害を与え、大家に対して法律上の賠償責任を負った場合は、「借家人賠償責任保険」でカバーする。

賃貸している部屋は、自分の持ち物ではない。そのことが通常の火災保険ではなく、借家人賠償責任保険に加入する理由となる。



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