障がいのある人の保険・共済制度。「ぜんちのあんしん保険」と「しょうがい共済」

リスクと保険

2019年5月16日、ぜんち共済は、「ぜんちのあんしん保険」と「ぜんちのこども傷害保険」が、2019年4月末時点で保有契約数45,000件に達したことを発表した。

ぜんち共済は、2000年7月に設立された「全国知的障害者共済会」が前身。2004年の保険業法の改正に伴い設立。2008年2月、知的障がいや発達障がいがある方に医療保険等を提供する少額短期保険業者として関東財務局の登録を受けた。

「ぜんちのあんしん保険」は、知的障がいや発達障がいのある人に安心の4大保障を備えた総合保険だ。

次のような特徴がある。

・5歳から84歳まで加入できる。(75歳以降は更新のみ)

・「死亡保障」:病気やケガで万が一亡くなった場合の保障。

・「医療保障」:病気やケガで入院した場合に1泊2日からの入院を保障。

・「個人賠償責任補償」:他人にケガをさせたり他人の物を壊したりしたときに補償。

・「権利擁護費用補償」:消費者被害などのトラブルに巻き込まれたときにトラブルから救済するための弁護士費用を補償。

また、「ぜんちのこども傷害保険」は、特別支援教育を必要とされる人のための権利擁護補償付傷害保険となっている。

特徴は以下のとおり。

・5歳から18歳まで加入できる。

・「死亡保障」「医療保障」:学校内外を問わず不慮の事故による死亡と入院・通院を保障。

・「個人賠償責任補償」:他人にケガをさせたり他人の物を壊したりしたときに補償。

・「権利擁護費用補償」:虐待等の被害事故に遭った際、相談から解決までの弁護士費用を補償。

障害者扶養共済制度(しょうがい共済)

画像は省庁HPより引用

公的な制度としては、「障害者扶養共済制度(しょうがい共済)」がある。

厚生労働省のサイトなどで詳細を確認可能となっている。

障害者扶養共済制度は、都道府県・指定都市が実施している任意加入の制度。

障がいのある人を育てている保護者が毎月掛金を納めることで、保護者が亡くなった時などに、障がいのある人に対し、一定額の年金を一生涯支給するというものだ。

掛け金が割安で、税制の優遇も受けられる。



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