2019年6月3日、島根県が「ジョブカフェしまね」において、県外大学生等の島根県内における就職活動を支援するため、交通費・宿泊費の助成制度を新設したことを発表した。
内容は以下のとおりとなっている。
1 対象者・補助要件
・県外の大学等に在籍する学生(2020年3月卒業予定者)で県内企業が開催する説明会等に参加する者
・片道交通費税込10,000円以上を要する者
※島根県出身者以外も対象
2 助成内容
(交通費)県外居住地~県内目的地の間の交通費の半額
(宿泊費)宿泊実費(上限額:1泊あたり税込9,800円)の半額
(助成上限額)年間30,000円
※領収書の発行が可能なものに限る
3 対象期間
令和元年6月1日(土)~令和2年2月29日(土)
雇用保険を受給中なら、「広域求職活動費」 と 「移転費」の制度も
サポーターズが行った、「就職活動に関する実態調査」によると、就活費用の全国平均は、16万1,312円。とくに、交通費や宿泊費の負担が大きいという。
2018年12月5日~12日に調査をおこない、「サポーターズ」に登録する2019年卒業見込みの日本全国の大学生560名について調べた数字だ。
都市部から地方への就職(いわゆる UIJ ターン)では、費用が大きくなりそうだ。
雇用保険でも、受給者を対象に費用を国が負担する、「移転費」「広域求職活動費」という制度がある。
ハローワーク等の紹介によって、就職のために、住所または居所を変更する場合やハローワークの紹介によって、遠方の事業所で面接などをおこなう場合に、費用を負担してくれる。
収入を得るためには、仕事が必要。しかし仕事を探すにも、費用が掛かる。親が準備する場合もあれば、本人がアルバイトなどで貯めるケースもあるだろう。費用を支援してくれる制度があれば、利用したい。