2019年6月12日、PGF生命が、「2019年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」の結果を公表した。
2019年4月19日~4月22日の4日間、今年還暦を迎える1959年生まれの男女を対象に調べている。有効回答数は、2,000名だ。
調査では、全回答者(2,000名)に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いている。
「100万円未満」(24.7%)が4人に1人の割合だった。
そのほか、「100~300万円未満」(11.3%)、「500~1,000万円未満」(11.1%)、「1,000~1,500万円未満」(10.4%)という回答が多い。
「3,000~5,000万円未満」(8.7%)や「1億円以上」(8.1%)という回答が1割近くあり、平均額は2,956万円となった。
老後必要な資金と、資金から可能な生活
調査では、60歳時点での貯蓄額には、かなりのばらつきがあるのが分かる。
老後使えるお金には、貯蓄のほか、受け取る年金や働いて得る収入などがある。
毎月の生活費や、さまざまなライフイベントに必要な資金を差し引くと、足りない金額が把握可能だ。
時間があれば、貯蓄を積み増すなどの対策が考えられるだろう。
老後が始まっている場合、現在の貯蓄額と受け取れる年金から、持続可能な生活費やライフイベントの費用などが割り出せる。
足りないと感じれば、節約したり仕事を続けたりなどの対策を始めることになる。