2019年12月23日、博報堂が、『キャリママのワーク・ライフ調査~ライフ篇~』を公開した。
働く女性が増え、1997年に専業主婦世帯を共働き世帯が上回った。
女性活躍推進法施行から3年経ち、出産後も働く女性の活躍がさらに増えそうだ。
一方、多くの働くママは仕事と家事の両立に負担を感じやすく、その軽減も課題となっている。
この調査は、働くママ=「キャリママ」の家事・育児サービスや家電の利用実態/意向について調べたもの。
調査期間は、2019年3月22日~24日。調査対象は、大都市の都心エリア在住、年収200万円以上の、仕事をしている25~39歳の女性。キャリママ については、0歳~小学校3年生までの同居子あり。n=489について調べている。
まず、料理の時短を促す商品・サービスのキャリママの利用率を調べた。
料理の時短を促す商品・サービスのキャリママの利用率は7~8割。
「食材宅配サービス」「冷凍食品」「ミールキット」では、未婚で子どものいないキャリジョ(シングル)と比較して利用率の差が大きい。
人を介する家事・育児サービス(家事代行・ベビーシッター・病児保育等)の利用率は5%以下と低調だった。
次に、キャリママが“産後手に入れた家電”を調べた。
「空気清浄器」が21.4%でトップ。次いで、「食器洗浄機(20.8%)」「加湿器(20.6%)」なども約2割。
子どもや家族の健康を考えて子育て環境をより快適にするための家電購入が生じているという。
調査では、キャリママが“持っていないがほしい”と思う家電も調べている。
「お掃除ロボット(44.9%)」「拭き掃除ロボット(43.2%)」「窓ふきロボット(32.8%)」「保温調理器(32.3%)」「食器洗浄機(30.8%)」が上位になった。
仕事と家事・育児の両立に多忙な中で、掃除や料理など日常的に発生する家事を、機器を活用してアウトソース(外部化)したいと考えている様子がうかがわれるという。
共働きの家庭が増える中、仕事と家事、子育てなどを両立する方法として、家事の時短が挙げらえる。
買い物、料理、食後の片づけ、掃除といった分野で、活用可能な家電・サービスがあるようだ。
必要な費用と、得られる時短効果のバランスを考えて利用することになるだろう。
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