住宅ローンで「返済期間を延ばして毎月返済額を減らす」借り換えプラン登場

不動産運用設計

2020年3月31日、MFSが、新型コロナ対策用の住宅ローン借り換え「家計安心プラン」の提供開始を発表した。

MFSは、オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」を展開する企業。

「家計安心プラン」は、住宅ローンを借り換えることにより、返済期間を延長。

それにより毎月返済額を減らすことを目的としたプランだ。

通常、住宅ローンは、借り入れ後に返済期間を延長して毎月返済額を減らすことはできない。

「モゲチェック」では、ユーザーの年収や雇用形態などの情報から最適な条件の金融機関をマッチングし、借り換え代行までおこなう。

「家計安心プラン」には、次のようなメリットがあるという。

(1) 通常の借り換えより毎月返済額を大きく削減できる

(2) より長期にわたり団体信用生命保険を利用できる

(3) 借り換え後、繰り上げ返済により元の返済期間に戻せる

「団体信用生命保険」は、債務者が住宅ローン返済中に死亡又は高度障害になった場合に、保険金によって残りの住宅ローンが完済される保険のこと。

サービス利用料は成功報酬。借り換えによる削減額の10%(下限税別25万円、上限税別50万円)となっている。

住宅ローンは、余裕があれば繰り上げ返済ができる。

逆に余裕がなければ、「家計安心プラン」のように、返済期間を延長し毎月返済額を減らしたいという場合もでてくるだろう。

お金のやりくり、支出を調節するツールとして利用できそうだ。

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