投資信託の保有金額に応じて、”信託報酬を現金還元”するサービス開始

金融資産運用設計

2020年3月27日、松井証券が、「投信毎月現金還元サービス」の開始を発表した。

投資信託の販売会社として受け取る信託報酬の一部を、ユーザーに現金で還元する。

信託報酬は、投信を保有する間、運用会社・販売会社・受託会社に支払う手数料。

銘柄ごとに異なり、0.02%~1.00%程度のものが多い。

「投信毎月現金還元サービス」では、松井証券が受け取る信託報酬の上限を0.3%とする。

それを上回る部分について、毎月、ユーザーへ現金で還元するというものだ。

松井証券が取り扱う1,200 本超の投信のうち、7 割以上が信託報酬の現金還元の対象になるという。

たとえば、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」の場合、信託報酬は1.10%(税抜)、このうち販売会社が受け取る分は0.70%。

0.40%分が、ユーザーに現金で還元されることになる。

月間の平均保有残高が3,000 万円であれば、月毎の現金還元額は1万円。年間では12万円となる。

他社のポイント還元システムと比べて、有利になるという。

信託報酬が高く、販売会社が受け取る分が多いファンドを利用したいときに、より有利に働きそうだ。

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