2021年3月22日、JR東日本スタートアップが、「恋愛したい独身男女の遠距離恋愛やU・Iターンに関する意識調査結果」を公開した。
JR東日本スタートアップは、実証実験の一環として、「良縁を契機とした独身男女の移動創出に関する検証」を実施している。
そのなかで、Aillのサービスに利用中の独身男女に対して、遠距離の恋活・婚活や、故郷や出身エリアへのUターンを見据えたパートナー探しの意向などに関するアンケート調査を実施した。
Aillは、企業で働く独身男女の出会いからお付き合いまでを、AIアシストでサポートする恋愛ナビゲーションアプリ「Aill(エール)」を開発する企業。
調査期間は、2021年2月25日~3月7日。有効サンプル数は、合計556人(男性412人、女性144人)。
調査結果のポイントは次のとおり。
(1)雇用継続を前提とした場合、8割以上の男女が、相性の良い相手が見つかれば、エリアをまたいだ(遠距離に住む)異性との交際も前向きに捉えている
(2)雇用継続を前提とした場合、5割以上の男女が、良縁があれば故郷(自分の出身地もしくは周辺地域)に戻りたいと考えている
(3)約8割の男女が、同じ地域出身の異性と恋人・夫婦になれば、地元でライフステージを送る意向が増すと回答
関連するアンケート結果は次のとおり。
Q1)出身の都道府県やその近隣の人とのマッチングはありですか?
Q3)働く場所に制限がなくなった場合、故郷へ帰りたいと思いますか?
Q6)同じ地域出身の異性と恋人・夫婦になったら、故郷でライフステージを送る意向は増しますか?
最近では、オンラインによる独身男女の恋活・婚活が浸透している。
これまでのリアルな出会いでは難しかった、地元や所縁のあるエリアを含めたパートナー探しが進む可能性があるという。
またテレワークの利用が進むと、働く場所の制限もなくなってくる。
同社では、その結果、若者の移住や定着を通じた、地域創生と経済活性化に貢献することが期待されるとしている。
仕事・結婚・住む場所は、ライフプランを描くうえで重要な要素だ。
オンラインでの仕事や出会いの実現が、そこに変化を起こしていると考えられる。
出身地域が同じ相手とのマッチング、故郷での仕事、夫婦による故郷でのライフステージ。
東京への集中から地方創生へ、社会課題の解決にもつながりそうだ。
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