社会人の学び直し「リカレント教育」。情報収集の方法や支援制度などを紹介

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

2021年8月20日、政府広報オンラインに、「社会人の学び直し『リカレント教育』」が掲載された。

リカレント教育とは、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すこと。

リカレント教育に活用できるWebサイトや支援策には次のようなものがある。

文部科学省:社会人の学びを応援するサイト「マナパス」

4000以上の大学・専門学校等の条件別講座から、「分野」「資格」「給付金や奨学金等の支援」「土日・夜間開講」など、自分の希望に沿った条件で講座内容が検索できる。

厚生労働省「教育訓練給付制度」

対象講座を修了した場合は、自ら負担した受講費用の20%~70%の支給が受けられる。

厚生労働省「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業の実施について」

母子家庭の母、または父子家庭の父の経済的な自立を支援するため、国家資格やデジタル分野等の民間資格の取得のために修学する場合に、月10万の支給が受けられる。

「キャリア形成サポートセンター(厚生労働省委託事業)」

在職中のひとを対象に、今後のキャリアなどについて、キャリア形成サポートセンターでキャリアコンサルタントに無料で相談できる。

厚生労働省「ハロートレーニング」

雇用保険の対象となっていない人でも、一定の条件のもとで、月額10万円の支給を受けながら訓練を受けられる。

文部科学省「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業について」

非正規雇用の人、失業中の人を主な対象にした「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」では、受講費用についても原則無料。

リカレント教育が注目される背景にあるのは、日本人の平均寿命の延びと技術革新の急速な進展。

これまでは、教育を受け、仕事をして、引退するという3つ単純なステージで人生をとらえていた。

これからは、社会に出た後も、会社をいったん辞めて留学する、転職や起業で新たな仕事を始める、子育てをしながら働く、定年後も新たな仕事に挑戦するなど、キャリアアップ、キャリアチェンジしていくスタイルに変わりつつある。

人生100年時代の、仕事と学びのスタイルを実現するには、様々なサービスや支援策の活用が有効となるだろう。

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