2022年4月13日、Indeed Japanが、高年齢層の仕事探しの状況について、検索動向調査を実施した結果を公表した。
Indeed Japanは、求人検索エンジン 「Indeed (インディード)」の日本法人。
2021年4月1日、改正高齢者雇用安定法施行された。
これにより、65歳から70歳までの労働者の就業機会を確保するため、事業主に対し「70歳までの定年引上げ」「70歳までの継続雇用制度」などの措置を講ずる努力義務が新設された。
また2022年4月からは、年金制度改正法等が施行される。
年金制度の一部が改正され、繰下げ受給の上限年齢が引上げられる。
調査の結果からはこうした変化からの影響が見られたようだ。
調査期間は、2017年2月1日〜2022年2月28日。Indeed上で行われた「60代」「70代」のそれぞれのキーワードを含めた検索について調査している。日本における全仕事検索数に対する、各キーワードの検索割合(100万件あたりの検索数)を月別平均で算出した。
調査の結果は次のとおり。
1.「70代」の仕事検索数は5年間で53.7倍に増加
2.「60代」の仕事検索数は5年間で7.9倍に増加
60代、70代はリタイアの時期と考えられていた。
しかしこの年代でも、仕事を探す人の割合が増えているようだ。
人生100年時代への対策として、できるだけ長く働き、年金の繰り下げ受給によって老後資金を確保するという考え方もある。
これからの60代、70代が仕事に必要なスキルを保持するとともに、社会が働ける場を用意することも必要となるだろう。
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