2022年11月14日、日本銀行が、展望レポート・ハイライト(2022年10月)を公表した。
日本銀行は、年4回(通常1月、4月、7月、10月)、「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)を公表している。
展望レポート・ハイライトでは、4つのポイントと2つのグラフで、日銀の経済見通しを知ることができる。
ハイライトで示されたポイントは次の4点。
・日本経済は回復に向かう
・物価は上昇率を高めたあと減速する
・海外の経済・物価動向など不確実性は高く、市場動向に注意
・強力な金融緩和を継続する
「物価は上昇率を高めたあと減速する」の項目では、物価見通しについて、来年度の半ばにかけて上昇率が減速するとしている。
また賃金については、来年度の半ばにかけて物価上昇率が減速した後、賃金の上昇率が高まる、との見通しを示した。
政策委員による実質GDP・消費者物価指数(除く生鮮食品)の見通しは次のグラフのとおり。
最近、注目度が高くなっている物価・金利・賃金。
どれも家計の収入と支出、住宅ローンなどと密接に係るものだ。
情報を定期的にチェックし、経済状況の変化に対しては、柔軟にファイナンシャルプランを見直せるようにしたい。
年4回公表される日銀の展望レポートは、そのタイミングにちょうど良いものになると言るだろう。
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