どこで働くか、何歳まで働くか。
これはライフプラン・ファイナンシャルプランに大きな影響を与える。住む場所が違えば、住居費が変化する。何歳まで働くかによって、収入に差が出てくる。
これから多くの選択を行うことになる18歳は、どう考えているのか。「18歳の意識調査」で見ていきたい。
18歳は将来”どこで”・”いつまで”働きたいか
2018年11月21日、日本財団は、18歳の意識調査」の第4回「働く」の結果を公表した。
「働く」をテーマに、18歳800人を対象に調査している。
「将来なりたい職業はあるか」「将来どこで働きたいか」「仕事とプライベート、どちらを優先するか」「どんな働き方を選ぶか」「何歳まだ働くか」
こういった項目についてのデータがある。この中から、「将来どこで働きたいか」「何歳まだ働くか」について詳しく見てみたい。

将来どこで働きたいかについては、「国内の大都市」(27.0%)が最も多い。
「こだわらない」(26.3%)、「国内の地方都市」(23.4%)という回答も多く、分散している。

何歳まで働きたいかについては、「わからない」という回答以外で、「65歳」(23.6%)が最多。
次いで、「65歳未満」(19.0%)が多い。
自由回答では、「65歳までが体力的にも能力的にも限界」「働く意欲がなくなりそう」といった体力・精神面での懸念がある。
その一方で、「年金がもらえるまでは働く」「貯蓄をするため」など金銭面を考慮する向きも見られた。
可能性と収支の確認が必要
18歳を対象にした調査では、働きたい場所が大都市と地方都市で分散していた。
将来のプランを考える際には、両方の可能性を検討すべきかもしれない。
いつまで働くかについては、65歳以下が多い。
人生100年時代など平均寿命がのびる中、どこまで収支を保てるのか確認する必要がありそうだ。