住宅を、資産として考える。住宅の複数回購入に必要な条件とは

不動産運用設計

生涯に、家は何回購入するのか。

ずっと賃貸で0回という場合もあるし、ローンを組んで1回買うという場合もある。ほかにも、シングル・結婚・子育て・リタイア・要介護などのタイミングで、何度か買い替え・住み替えをする場合もあるようだ。

どういう条件で購入回数が多くなるのか、「新築マンション契約者動向調査」で確認したい。

住宅の複数回購入に必要な条件

リクルート住まいカンパニーの「新築マンション契約者動向調査」では、複数回購入者の傾向が調べられている。

『都心に住む by SUUMO』では、「『半投半住』で資産形成 売れる家・貸せる家」を特集されているようだ。

住宅を複数回購入する場合、以前の物件は売るか貸すか選択することになる。

2017年9月~2018年8月に新築マンションを契約した1873人のデータをみてみよう。

画像はプレスリリースより引用

東京23区と、都心6区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区、文京区)で比較が行われている。

今回の購入が2回目以上であると答えた人の割合は、東京23区で約25%だった。

それに対して、都心6区では41%に上る。

値上がりが見込め、スムーズに売却・賃貸できる、不動産の市場状況が必要なのかもしれない。

資産としての家

調査を見ると、東京23区の中でも、都心ほど複数回購入が多い。

住み替える場合には、これまで住んでいた家を売却したり、賃貸したりすることになる。

シニアがコンパクトな家への住み替えなどを考える場合には、移住・住みかえ支援機構の「マイホーム借上げ制度」を利用して賃借料収入を得ることもできる。

ライフプランを考える際には、住宅を資産として考える視点も必要なのかもしれない。

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