配偶者との死別経験者“没イチ”に関する調査。老後のライフスタイルや、生活費、終の棲家についてアドバイス

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

家計を考えるとき、家族構成にはいろいろなパターンがある。

人数でいうと、一人暮らしや、夫婦、子供のいる夫婦などがある。年齢的には、20代から90代以上まで幅ひろい。職業や働き方のパターンまで考えると、かなりの数になる。

最近では、配偶者と死別した人を、“没イチ”と呼ぶことがあるようだ。2015年の国勢調査によると、40歳以上の“没イチ”は全国に約955万人。約8割を平均寿命の長い女性が占めるという。

実情を知るために行われた調査を見てみたい。

配偶者との死別経験者“没イチ”に関する調査

2018年12月6日、株式会社よりそうは、 配偶者との死別経験者“没イチ”に関する調査レポートを公表した。

調査時期は、2018年11月~12月。調査対象は、157名(男性50名、女性107名)。インターネット調査で行われている。

画像はプレスリリースより引用

調査では、「死別後に感じた気持ち」について調べている。

精神的ショックと麻痺、罪悪感、孤独感と抑うつ、あきらめと受容といった項目で数値が高い。

レポートでは、「男性は没イチの総数としては少ないものの、女性と比べて立ち直りがしにくい傾向にあり、一層の精神的な支援を必要としている可能性が示唆される」という分析がなされている。

画像はプレスリリースより引用

「現在生きがいに感じること」については、男女ともに趣味や子どもの存在を挙げる人が多い。

男性に比べて女性は子どもや孫、以前からの友人関係を選んだ人が約2倍。

男性は仕事や新しいパートナーの存在を生きがいとしている人が多い、という特徴がある。

男性では、生きがい自体がないと答えた人が女性と比べて3倍以上いる、という点も注目される。

老後のライフスタイルや、生活費、終の棲家などについて、アドバイス

人生100年時代では、配偶者を失ってからの期間が、長くなる可能性がある。

調査からは、心理状態や、生きがいなどについて知ることができる。

老後のライフスタイルや、生活費、終の棲家などについて、アドバイスが必要な人も多いかもしれない。

タイトルとURLをコピーしました